2014/08/29

Richard Coeur de Lion 校訂版(2)


『リチャード獅子心王』という中世英文学作品の校訂版について、容易に入手できるものがなく準貴重書を借り出して複写不可の為デジカメ撮影したことは4月の記事に書いた通りです。
しかし、実は普通に借りられる通常の書籍が大学図書館にあるんです・・・(上写真)。

こちらの版にあまり注目しなかった理由は、ウィンキン・ド・ウォードの印刷版(ということはかなり新しい)で補完してある、という記述があったからです。
出版は1913年とこちらもなかなか古いのですが、装丁は図書館のほうで(いや、必ずしもそうではないかもしれませんが)新しくしてあるので、本当に普通の本といった感じです。
準貴重書の校訂版のほうと見比べながらこちらの版もじっくり検討したいと思います。とはいえ、ベースは準貴重書の方のと同じケンブリッジのCaius MSであるようなので、大体同じでしょうかね。


但しいかんせんイントロはドイツ語。
私はドイツ語では自己紹介が言える程度ですので、本の文章を読むことはできません。本当は独仏ぐらい読めないといけないのですが・・・現にこうして、中世英文学作品の校訂版書籍は文献学の伝統とも相俟ってかドイツでの出版も多く(特に古い時代のもの)、ドイツ語が読めないとまえがきも分からないのです。
しかしドイツ語は形容詞の変化辺りで挫折してしまいます(苦笑)強変化と弱変化と混合変化があって、文法上の性は男女中、プラス複数形があるんですから・・・さらに前置詞の格支配があるので、「テーブルの下に黒い犬がいる」などと表現しようものなら大変なことになります。

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