2013/11/24

ロンドン大学Institute of English Studiesと慶大共催国際学会(中世英語英文学)

応募締め切りまで一週間となりましたので、改めて宣伝しておきます。



修士論文以降(って何年前だよという話ですが)、なかなかいいトピックが探せないまま博士論文完了させてしまった私ですが(ジェネラル過ぎるトピックを博士論文に纏め上げた点を功績にすることにします!苦笑)この学会のために泥縄で考えに考えて、ようやく新たなトピックを捻り出しました。博士論文提出後1年以上、いや、2年弱と言った方が近い程経過してやっと新しいことができます。単純に嬉しいですね(笑)。

英国からも、普段文献読みで目にするビッグネームの方々が参戦して下さいそうです。一方で、大学院生も出場予定です。おそらく、ベテランから学生まで、そしてOEからMEの言語的な面から文化、文学、宗教的な面までカバーするプログラムになるのではないでしょうか。

2013/11/15

Database of Middle English Romance

最近写本について検索しているうちに見つけました。中世英文学研究でも定評のある英国ヨーク大学のオンラインデータベース、Database of Middle English Romanceです。URLがまた、middleenglishromance.org.ukと中英語ロマンス(物語文学)が恰も何かの団体のようなすごいURLです(笑)。

ちょっとしか眺めていないので詳しい感想等は書けないのですが、取り敢えず便利そうなので是非チェックしてみてください。ヨーク大学が発信しているのなら、内容もきっとしっかりしたものであることでしょう。

しかしサーチコーナーにあるキーワードの選択肢が・・・


確かにこのジャンルの作品によくありがちなテーマ―狩猟、改宗、馬上槍試合、結婚など―が挙げられていますが、よくよく見ると人食い、近親相姦、強姦などもその中に含まれていて、中世文学の幅広い(時に強烈な、時に泥沼?な)主題が垣間見えます。何だか凄まじい選択肢ですね。
利用次第では結構リサーチに生かせそうな気もします。


ところで日本経済新聞の一面記事には、最近大学教員は研究より教育重視ということで、研究活動の禁止にまで及んでいる所もあると報じられていました。
教え方のうまい先生であることは確かに重要です。教員業は重要な側面です。しかしだからといって、研究は放棄、で良いのでしょうか。
極端な話、語学教員は研究をあまりせずとも教員業は出来るかもしれません。けれども専門科目の担当者はどうでしょうか。
そのような科目を教えるには、授業で登場する分の何倍もの知識が背景になければならないといいます。確かに授業ができなくなるということはないと思いますが、研究は行わなければ行わない程抜けていきます(日常生活で使う知識とは違いますから)。授業方法だけではなく研究面でも研鑽を積まなければ授業が薄っぺらくなっていくでしょうし、それ以上に、日本の大学が発信する研究成果が減るのですから、政府・役所が気にしている世界の大学ランクだとかグローバル化だとかいった面でも今よりずっと取り残されていくことになりますよ。と私は思うのですが。
こんな風潮をみると、授業準備が終わって久々に研究に時間を振り向けられて楽しめているし、論文執筆や学会発表など今度もがんばっていこう!!という心持ちに折角なったのに、リサーチ頑張ろうという気が失せてしまいます。

ただ、私の予想では、研究なんぞいいからとにかく学生を何とかする教育を・・・という大学と、研究もしっかりやる(むしろ、やらねば評価されない)大学とに分かれていくのではないかと感じています。

2013/11/04

大学祭休暇/シラバス執筆

主たる勤務先の大学祭は既に終わっていますが、祭に関わる休みは木曜午後・金・土で、私の担当は月曜~木曜午前であるため一切関係ないまま終わりました・・・。学園祭の準備が半日しかないとは驚異的です。

やはり2010年度までは「学祭=7連休」に慣れ切っていた身にはなかなか堪えるものがありますね。これが無いと本当に体力的にも学問的にも辛いです。会社員からすればあり得ない甘い発言ですが、しかし本当に疲れます。


さて、勤務先のひとつから、来年度のシラバス執筆期間が始まっているとの知らせが送られてきて非常に驚きました。勿論締切は来年に入ってからなのですが、既に来年度のシラバス執筆が受け付けられているとは思いもよりませんでした。なんと11月1日から書けるそうです。
しかし、ここのクラスは指定教科書で、「以下の選択肢の中から1冊選んでください」という形式になっており、その選択肢は毎年100%同じという訳ではありませんので、そのラインナップが知らされないことにはシラバスは書けません。毎年お正月がシラバス執筆に費やされるのにうんざりしてきたので、正月ぐらい仕事のことを忘れるべく早めに書ければ書こうかと思いますが・・・まあそううまくはいかないものです(笑)。

しかしシラバスといっても、第二外国語と違って新たな学習事項がある訳ではない英語は、「接続法第2式まで1年次に終わらせねば」とかそういった義務といいますか、この内容までは進めねばならないという範囲がありませんので、お正月ごろに書いたシラバスと実際の進捗度は異なってしまいますし、またそれで困ることはないのです。しかし、シラバスと合致していたかという点が学生に評価されたりします。
けれども同じ内容をやるクラスでも進度が異なる場合があり、つまりは履修者数や学生の真面目度によって進度は変わってしまいますし、上述のように「この事項までは進めねばならない」というものが無い以上、進み具合が遅いから強引にでも早めようとか、逆に早く進みすぎているからのんびりしようという必要もないわけです。そのクラスの調子で進めるだけ進められれば良いと思うのですが。