2012/09/20

長期滞在型図書館

以前も書きましたが、そろそろオープンする立教の新図書館や、今年のGWに建て替えてオープンした明大の和泉図書館ではカフェも備えて長期滞在型というコンセプトを打ち出しています。

珍しくも中世ラテン語の本がちゃんとあったので論文校正の為だけに借りてきましたが・・・エントランスに踏み入っただけで「あれ?」と思いました。オープン間もなくして見に行った時に比べて随分化学物質の濃度が濃く感じられたのです。夏の高温で熱せられて揮発してきたものと思われます。エレベーターや階段に至っては、オープン時には無かったまるで「ペンキぬりたて」のような臭いが。私は化学物質過敏症ではありませんが、いくらなんでも限度を超えた臭いに、呼吸できず死にそうでした。ホテルのようにシックな素敵な閲覧席や椅子が充実していますし、上に書いたように長時間滞在可がコンセプトなのに、これではとても図書館で勉強などできません。来週の空きコマにでも図書館にこもって作業してみようかな?と考えていましたが無理です。教員室に戻ります。


さて、私が借りるような洋書研究書は積層集密書庫という所に入っていて、ボタンを押すと動く自動書庫になっています。係員にやってもらうのではなく、各自操作します。わかりにくい配置の中やっと該当箇所を見つけ出しましたが、せっかく書庫を動かしたのに、借りたい本のみが在りません。違うところにしまってしまったか、或いは誰かが館内利用中か・・・

しまい間違いの可能性を考えて周囲も探しましたが無いので諦めて帰ると、ふと表紙が目にとまりました。
なんと私が探していた本は、書店における「話題の新刊」のように、書棚の前面に表紙を前にして並べてある書籍の中に含まれていたのです。自動書庫では、一番前にくる部分にこのように表紙を前に出して本がいくつか並べて展示っぽくなっているのです。まさかそこに中世ラテン語で書かれたrecluseの伝記が含まれているとは・・・。というか、いくつかの本だけを取り出してこのコーナーに置かれると、探している方は困ります。まずこの棚だけざっと見ろということなんでしょうか。

貸出カウンターに行くため階段を下りると、再び猛烈な溶剤系の臭いがこもっていて、一刻も早く出たいという感じでした。

それにしてもひどい空気です。どんなに鈍感でもあれは感じるでしょう。皆気にならないのか、普通に閲覧席を使っていましたが、気にならなくても沢山吸うと良くないのは当然です。花粉症の場合に似て、今は平気でもたくさん吸引することによって過敏症を発症する可能性もあります。図書館は窓を全開にして風を通すというタイプの建物ではありませんから、あれは当分改善しないでしょう。シックスクール対策をして欲しいところですが、結局そうするとコストがかかるのです。

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