2012/05/10

リーディング力のアップ

大学の英語の授業は講読が多めですが、英語をどうしたら読めるようになるかといえば、基礎文法さえできていれば(ここでいう「基礎」とは本当に基礎の基礎)あとは大量に英文を読みこなすことが必要で、そしてその「大量」というのは年間1000ページとかそういったオーダーの話なので、授業では扱えません。

結局教科書を使い、そして結局意味を説明するためには訳さざるを得ないのですが、普段英文を読む時には訳しませんし、全く違う言語である以上、「意味はわかるけど訳せない」という文章も時折存在します。(逆に、驚くほど似た表現もありますが)。だからこそ私は訳文づくりには重きを置きたくないのですが、最終的にはやはり訳を言って説明することになる・・・という矛盾というか葛藤を抱えながらの授業になります。


そもそも大学では、普通の科目で洋書(英語)の教科書を使ったりするもんじゃないのかとよく母に言われるのですが、(例えば、英語で書かれた数学の専門書、など。)まあ、現在の学生にはそれは困難かもしれません。一般的にはどうなんでしょう?私は英米文学専攻でしたから、専攻の科目の教科書はほとんど全て洋書でした。普通の語学(英語)の教科書も洋書が多めでした。しかし他の科目では一切洋書はなかったです。

でも確かに、本来的には、というか理想像的には、大学では日本語だけでなく外国語の文献―少なくとも英語のものは―を用いて研究する場であり、なにも英文科でなくても、理系などでも、先行研究を知るために英語の論文はチェックするべき・・・なのでしょうが、現実問題、そうもいかないのではと思います。

ですから、理想としては、もう英語で専門書が読めるはずなのですが、トップクラスの大学であっても、ちょっと長い文だとわからなくなってしまう学生もそれなりに多く、英語の研究書を読んでいくのはまだちょっときつそうです。ですから授業で丁寧に教科書をやっていくわけですが、やはり自分でたくさん読んでもらわないことには、この程度の分量じゃスキルアップにはならないんですよね・・・と、結局堂々巡りになるのでした。

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