2012/02/22

ネイティブチェック

いかにも和製英語という感じの「ネイティブチェック」。英語レポート、論文や英語でのプレゼン原稿などを書いた際にネイティブスピーカーに英語の誤りを直してもらう作業のことです。これは必須の作業になります。

学位論文に話を限ると、ネイティブスピーカーの友人でもいれば頼むこともできますが、一応なるべくネイティブスピーカー且つ専門家の人に見てもらう方が望ましいので、例えば「英文科にいるアメリカ人の先生」というような存在がベストになります。

このように卒論・修論は大抵先生方にお願いをしてやっていただくのですが、博士論文の場合はタダでやっていただくには負担が大きすぎるため、基本的に有料サービスを使います。もちろん、それでも無料でやって下さるという先生がいらっしゃればそれでOKですが、少なくともうちの大学では博士論文ばかりは外部に頼むのが慣例になっています。

一般企業のサービスもあります。日本英文学会の刊行物に広告を出していたエディテージでは、修正にかかるスピードの違いによって何段階も料金が分かれていますが、一番安い(即ち、日数がかかる)サービスでも一単語あたり6円します。博士論文でいうと、私は56659語でしたので以下のようになります。寧ろウケます。(笑)


一番安いのだと27万で済むけれど、75.5営業日って一体。3か月とかいく感じですか!

一章ごとに別依頼にすると、メインの章が平均するとこんな感じで



これが5個あって、更にIntroductionとConclusionがあるので結局価格は大きく変わらないですね・・・。けれども同時進行でやってもらえるので、まとめて頼むよりも遥かに早くできますが。

つまり特に量の多い学位論文の場合は、このサービスを使うのは実質無理。支払不可能な金額ではないですが、本当に最後の最後の手段ですね。IRIS INTERNATIONALというのもありますが、価格帯はほぼ同様です。

ただ逆に、何かシノプシスを書くなど1~数枚程度で終わるような短い英文の場合は、割高なりに当然安く済み、「相手の都合」等が無いため突然頼むことができて対応も超迅速なので、便利に使えます。ちょこっと利用しましたが、凄くきちんと校正が入り、意外と質はいいと思います。

さきに、なるべく専門家でもある方に見て戴くのがいい、ということを書きましたが、エディテージと比べると破格の低価格でしかも専門家というピッタリなサービスをご紹介したいと思います。こちらです。

彼は中世英文学・中世研究分野で修士号、博士号を持っていてしかも校正業を仕事として行っているという、依頼する側からすれば、そしてMedievalistからすれば願っても無い資格と経験を持つ方です。もちろん、中世に関わる論文だけ依頼可能である、という訳ではなく、人文系なら何でも良さそうです(必ずしも内容を指導していただくわけではなく、あくまで英語を直していただくわけですから)。

日本人の博士論文も何本も見ていますし、料金は単語あたりではなく1000語あたりというのが嬉しいところ。更に、博論のようなビッグなプロジェクトについては割引もしてもらえます。

博士論文のネイティブチェックでは車一台ぶん(といっても軽か)ぐらいとぶらしいとか、目を疑って桁数を見直してしまったとか(日ハム斎藤投手の給料じゃないんだから...)、恐ろしい噂を耳にしていたのですが、お陰で700ポンドと相成りました。PayPalで払って約88000円でしたので、もちろんこれはこれで大金ではあるのですが、一般企業のサービスと比べるとやはり相当安いのです。しかもポンドで支払うので、レート上正直助かります。これがもし2007年頃だったら、円の桁違ってました。2倍くらい違いますから。

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