2011/09/28

後期開始

やっと「前期」「後期」という呼び方にも慣れてきた気がします。

さて、後期が始まって早くも2週目に入りました。誕生日に修士1年から留学含めて酷使して文字通りボロボロになっていた鞄を買い換えました。7年ちょっと使った鞄というのは人生最長記録かと。今度はアニエスにしてみました。

後期初回の授業は、英語で発表を行うという大きな課題があるので自然と締まった雰囲気になるかと思いきや、一発叱った方がいいのかと思うぐらいだれていましたが、2回目には元通りになっていました。よく1学期は新年度で3学期は新年だけど2学期は何もないから中だるみになる、と学校時代聞いたのを思い出しました。

今では学生に熱心に頑張ってほしい教員の気持ちも、単位数えるだけの学生の気持ちも、両方よくわかります。しかし、誰に言われなくても無遅刻無欠席が普通で、予習も死ぬほどの量をしっかりこなし、色々学ぼうと自発的に頑張るのが当たり前の大学院世界に6年も身を置いていたため、何だか頑張らない学生に「なぜこうなんだろう」と思うようになってしまいました・・・。しかしやはり、授業を適当に流そうとする学生の心持も理解できますし、それは学生本人の態度だけの問題ではないと思うのです。例えば、厳しい大学入試を通過したら、その後さらに頑張ろうという気になれるでしょうか?授業時間も長いです。私は学部生の時、「そろそろ授業終わりかな」と思ったときに腕時計を見ると必ず30分しか経過しておらず、「あと1時間もあるのか!」と思っていました。

それにしても、英語力を向上させたいなら授業ではまったく不足だと思います。英語を教えつつこんなことを言うのは何ですが、スイミングスクールに行かなければ泳げるようにならないし、書道を習わなければ毛筆で上手く書けるようにならないし、家庭科があったからといって料理や裁縫ができるわけでもなし・・・というように、学校で習って出来るようになることというのは限られています。

英語に関して言えば、中1で始めるのが遅すぎる、というのではなく寧ろ、英語に触れた絶対量が少なすぎるのです。と国会議員や文科省の方々にも直接申し上げたんですけれども、特に読み・聴きの量が少ない→インプットが少ない→英語での発信ができないことがよく取り沙汰されているが、そもそも入れていないものは出てこない→アウトプットもできない(インプット=アウトプットは乳児の母語習得においても同様)ということだと(英語教育論専門外の私から見れば)思います。

英文科に入って英語力が向上したのも、(英文科には英語自体を勉強する科目はないわけですし)ひとえに洋書をたくさん読まさせられたからに他なりません。

2011/09/10

図書館へ

7月下旬以来で慶大三田キャンパスへ行き、本を借りたりデータベースを引いたりしてきました。通勤通学するには遠くないけれど、「ちょっと調べに行く」には遠いです。家からデータベースが引ければいいのに・・・(学生とフルタイム教職員のみ可。)

図書館内の調査用パソコンは節電のため、電源からして切れており、立ち上がるまでにいやというほど時間がかかりました。その後IE(ver.7!)を開いて、タブブラウズを無効にしてから開き直して、文字を大きく設定し直して、やっと検索開始です。JSTORとDNBを主に使いました。

それと、基本的なレファレンスの本を借りましたが、なんと昨年の4月に借り出されて以来、返却期限の延長が繰り返されていたことがわかりました。私が止めなければ、一体何年間独占されていたのかと思うと正直恐ろしいところです。

図書館の地下5階は、節電のため論文雑誌エリアは利用不可で、大型本コーナーは可とのことでした。しかしエレベではなく階段で下りてきた私は、大型本コーナーに行くには雑誌エリアを通らねばならず、従って真っ暗な中を震災後持ち歩いているペンライトで照らしながら歩いて行きました。そして必要な本を見つけて、雑誌エリアの暗い中でコピーをしようとしたら、コピー機のコンセントが抜かれていました。暗い中でコピーするのも何だし、と地下4階に行くとそこも節電でコピー機は停止中。それぐらいの電力は余ってるんじゃないかとキレそうになりつつ、コピーは秋学期にすることにして本を戻しました。

それから、キケロ『義務について』のエディションを探すべく、とりあえずOPACで引いて出た書籍を探しに今度は図書館の屋根裏へ。しかしわざわざそこまで行って見つけた本はただの英訳でした。もうひとつ見つけた版を見にロースクールの校舎の図書室へ行き、自動で動く書架を操作して一人で「おお」と盛り上がり、書棚を見てみるとまさにその本だけが抜けていました・・・。誰かが利用中なのか、適当な所に置いてしまったのか。どこの図書館でもそうですが、後者のケースの場合は本当に困ります。探しようがない訳ですから。

それにしても、『義務について』では、ある人が真鍮だと思い込んで安値で金(ゴールド)を売っている時、「実は金なのにねwww」と思いながら安値のまま購入するのはOKだろうか?欠陥住宅をそれと知りながら売ったらどうだろうか?など、流行りのサンデル教授の講義に通ずるところがないでもありません。

最近は、ギリシア・ローマ古典の受容@中世ヨーロッパというまあベタなテーマを調べています。特に、ギリシア語・ラテン語の著作の自国語訳に注目しています。ギリシア語をそのまま読める人は限られていても、それを英語やフランス語にすればぐっと読者層も広げることができます。ニコ倫の英訳なんかはなされていないのでしょうか。その辺の調査がまだまだです。

それから、シトー会出版の本を買いました。Aelred of Rievaulxが書いた戦意発揚の文書の英訳が入っています。普通に日本のamazonで買えました。

折角東京に来たので、新丸ビルに寄って、地元では絶対に売っていない種類のコーヒーやレトルトカレーを買いました。

普段、隣のスーパーに行くだけ=徒歩往復で10分程度 という運動量で、家の中でも椅子に座りっぱなしの生活なので、暑さも加わって東京行きは非常にこたえました。今日は論文を開いてもいません・・・。