2011/02/28

テキスト①



漸く大学のクラスで使用する教科書を決めました。
まずひとつは↑の本です。

オーラルの授業の一環で何とプレゼンもあるとのことで、CUPより英語のプレゼンに特化した教科書を発見し採用を決めました。カラーのイラストや写真も多く入り親しみやすい雰囲気です。
構成は以下のようになっています。
  • Topic focus (ネタについて考える)
  • Language focus (使える表現等)
  • Organization focus (イントロ-body-結論の構成)
  • Presentation focus (お手本から学ぶ)
  • Presentation skills focus (これはそのままですね)
  • Present yourself!
都心の大型書店にさえ置いていなかったので思い切って中身も見ずにオンラインで購入してしまったのですが、英語表現から構成法、身振りなどまで含むスキル練習など順を追ったわかりやすい構成になっており、実際に見てみるとなかなか良さそうな教材です。

プレゼンを行う、しかも英語で!というのは大学1年生には非常にタフなタスクだと思いますし、人前で話すこと自体大の苦手だという人もいるでしょう。私だって、人前で話すなど昔は考えられませんでした。
けれども練習すれば出来るようになります。とにかくオバマ大統領にでもなったつもりで堂々とやってみると良いです。また、プレゼンスキルは会社員になっても役立ちますし、就活にも使えるかもしれませんし、学年が上がってゼミ等に入っても必要な技能です。練習して損はありません。

2011/02/18

Ywain and Gawain

フランス王ルイ7世&イングランドのヘンリー2世の王妃であったアキテーヌのアリエノールの娘であるマリー・ド・シャンパーニュの庇護の下執筆を行ったというクレチアン・ド・トロワ(1135?-90?)。彼の作品である『イヴァン、または獅子の騎士』の英語版を読みました。感動的な程忠実なライオンとイウェイン卿の冒険譚が語られ、結構面白い物語でした。なぜ『アンド・ガウェイン』なのかは後半に判明しますが、タイトルに並置するほどガウェイン卿がメインで出る訳でもありません。

英語に翻案されたものは4000行あまりの長さがあり、イヴァンにあたるイウェイン卿の妻となる女性に仕えるルネットという女性が印象に残ります。ルネットはイウェインとの結婚が理にかなうことを奥方に説き、イウェインには姿を隠す指輪を与えて守ってやり、最後の方ではイウェインと妻の和解を説きます。一応侍女という立場ではあるのでしょうが、むしろ奥方に色々と言い聞かせて結局従わせています(笑)。
通常こういう物語世界ではこのように何かと助けてくれた女性にはその報いとして高貴な男性を結婚相手としてあてがうといったことが行われるのに、この作品ではルネットのその後は「皆に尊敬され、自分の好きなように生きました」とキャリアウーマンのような自立した女性像という感じで一寸驚きました。どうやら独身で思うがままに人生を送ったようです。考えてみればルネットは奥方やイウェインに自分一人で助言や援助を行い、いわばしっかり者の女性といったキャラクターであったので、そのような人生が相応しかったのかもしれません。

この英語版はたった一つの写本にしか残っておらず(コットン写本)、その本の中には主に教訓的なテクストが収められているそうです。とはいえ、他にも世俗的なテクスト、『ローマの七賢』等の作品も入っているようです。

コットン写本は言わば「コットン氏のコレクション」。18世紀にまとめて火災に遭っているので損傷が多いのが特徴です。Ywain and Gawainを含む写本も消火の際にかぶったのか、水のダメージもあるとのこと。ページの周囲が焼け焦げている『ベーオウルフ』唯一の写本もやはりこのコットン写本のひとつです。

2011/02/11

今後のスケジュール

博士論文を提出する場合、締切日がある訳ではなく極端な話いつでも良いのですが、博士課程入学後6年以内に提出すれば「課程博士」といって、手続き的には普通に大学の卒論のような感じで出せます。それを過ぎた場合は「論文博士」となり、もちろんそれはそれで構わないのですが、検定料がかかるようになり、また「学識確認」というものが論文審査に付いてきます。

その為、できることなら「課程博士」のほうがスムーズで便利(?)なので出来るだけそちらのシステムで出したい、ということになります。

そのためには今度の夏休み終了ぐらいまでには(清書ではなくドラフトでよいので)完成させたいというスケジュールになりますが、今から9月頃までに3章(=約3万語)も書けるのでしょうか。まあ何とかします。何とかせねばなりません。

これを実現するには、春休みの内に1章を書き、前期に4か月くらいかけて授業と仕事の合間に1章を書き、夏休みに1章を書き、というペースでしょうか。学生が期末レポートをアタフタと超スピードで書く、あんな感じのスピードでやらないと終わりません。

ただ、急ぐあまりに内容が良くなくても、とにかく書くだけは書いておいたほうが気が楽にはなると思うし、後からいくらも修正できるのだから、うまくいかない部分があっても強引にでも書いていこうと思います。

2011/02/09

Long way to go

博士論文(英文学)の提出まであと約一年となりました。


大学における英語教育と自分の研究に特化した内容で、ブログを始めることにしました。一応実名を出してはいませんが、私自身のブログとして、実質実名な感じで公式にやっていきます。


現在の状況は
・今年度の仕事を完全に終え、次年度の授業3クラスの準備中
・博士論文5章中2章が分量的には完了しつつあり、残りの3章の執筆も速やかに進めたい


というところです。